2011年07月15日
追い山笠、見事な奉納!







祭りのフィナーレ・追い山笠が早朝、行われました。
博多祇園山笠は、無事に夏を越せるようにとの願いが込められた祭りです。
祭りの期間中、舁き山が通る道には勢い水がまかれます。
すると、風がすっーと通っていきます。
いつも山笠を見るたびに思います。
770年前、聖一国師が疫病退散のため、博多のまちに甘露水をまいて以来、このまちに何度も何度も勢い水がまかれ、まちが清められてきたのだと。
山笠では、舁き山の勇壮な姿、舁き手たちの必死の形相に目がいくことが多いのですが、水法被の男衆たちが簿明の街を駆け抜けてゆく後ろ姿はとても美しく感じられます。
現在、山笠に参加する7つの流は、全部合わせれば、1万人を超えます。
赤ん坊から80~90歳の年寄りまで、ご神体の舁き山を囲んで流ごとに長い列をつくってこの街を清める。
いや、清めてきた。そしてこれからも・・・。
私たちが毎年、何事もなく夏を越せるのも、山笠があるから。
祭りの伝統を感じると同時に、感謝の気持ちもわいてきます。
山笠が終わるのはさみしいけれど、また来年まで楽しみにしておきましょう。
2011年07月12日
ボランティアも活躍

追い山ならしでは、祭りが安全に行われるように、観光案内ボランティアをはじめとする市民ボランティアが沿道で交通整理などを行いました。
15日の追い山笠でも、裏方としてボランティアが支えます。
2011年07月12日
本番さながらの追い山ならし
追い山笠のリハーサルとなる追い山ならし。


午後2時ごろから、櫛田神社前の土居通りにズラリと7つの舁き山笠が並びました。
華やかな山列入り。
スタートまで、まだ時間があるということで、どの流も和やかな雰囲気です。
記念撮影をしたり、談笑をしたり。

出番を待つ一番山笠西流の子どもたち。

「5秒前、4、3、2、1…」
「ヤァー」
大きな掛け声と共に、一番山笠が櫛田入りを目指します。
その後5分ごとに各流がスタート。

「オイサッ、オイサッ…」
東長寺の清道を回る二番山笠千代流。統率のとれた足並みです。


山笠発祥の地・承天寺の清道を回る三番山笠恵比須流。
台上がりは指揮棒の赤鉄砲を目の高さにまで挙げ、到着を待つ住職さんに敬礼します。

他の流も次々に奉納を報告。

「オイサッ、オイサッ…」
櫛田神社から東長寺までは、八番山笠上川端通の走る飾り山笠が、煙を吐きながら走ります。

本番の追い山笠よりも1km短いコースを走り終え、記念撮影する一番山笠西流の当番町の面々。
当番町の重責を背負い、必死に頑張った男衆たちに拍手を送ります。
***************************************
スタート前の柔らかな表情、目標に向かって力を一つにひたむきに走り抜く姿、東長寺や承天寺をはじめ、祭りに関わってきた先人たちへの感謝を忘れない心、年配者を敬い、子どもを可愛がる長幼の序の精神、観客を喜ばせようとする遊び心、ゴールを終えた達成感…いろいろな場面で、山笠の神髄をかいま見ることができます。
山笠の魅力は、肌で感じるのが一番。
15日まで、集団山見せ、流舁き、本番の追い山笠と続くので、ぜひ山笠見物に来てくださいね。
くれぐれも、熱中症にはご用心を。


午後2時ごろから、櫛田神社前の土居通りにズラリと7つの舁き山笠が並びました。
華やかな山列入り。
スタートまで、まだ時間があるということで、どの流も和やかな雰囲気です。
記念撮影をしたり、談笑をしたり。

出番を待つ一番山笠西流の子どもたち。

「5秒前、4、3、2、1…」
「ヤァー」
大きな掛け声と共に、一番山笠が櫛田入りを目指します。
その後5分ごとに各流がスタート。

「オイサッ、オイサッ…」
東長寺の清道を回る二番山笠千代流。統率のとれた足並みです。


山笠発祥の地・承天寺の清道を回る三番山笠恵比須流。
台上がりは指揮棒の赤鉄砲を目の高さにまで挙げ、到着を待つ住職さんに敬礼します。

他の流も次々に奉納を報告。

「オイサッ、オイサッ…」
櫛田神社から東長寺までは、八番山笠上川端通の走る飾り山笠が、煙を吐きながら走ります。

本番の追い山笠よりも1km短いコースを走り終え、記念撮影する一番山笠西流の当番町の面々。
当番町の重責を背負い、必死に頑張った男衆たちに拍手を送ります。
***************************************
スタート前の柔らかな表情、目標に向かって力を一つにひたむきに走り抜く姿、東長寺や承天寺をはじめ、祭りに関わってきた先人たちへの感謝を忘れない心、年配者を敬い、子どもを可愛がる長幼の序の精神、観客を喜ばせようとする遊び心、ゴールを終えた達成感…いろいろな場面で、山笠の神髄をかいま見ることができます。
山笠の魅力は、肌で感じるのが一番。
15日まで、集団山見せ、流舁き、本番の追い山笠と続くので、ぜひ山笠見物に来てくださいね。
くれぐれも、熱中症にはご用心を。
2011年07月11日
2011年07月10日
流れ舁き点描
舁き山笠が初めて動く流れ舁き。
15日の追い山笠本番に向けて、各流で練習が始まりました。
流れ舁きでは、自分たちの流の隅から隅まで山笠が入り、真っ先に地域の人たちと喜びを分かち合います。
午後4時、恵比須流、千代流、中洲流がスタート。

その頃、一番山笠西流の当番町・綱場町の詰所では、山笠につくポジションを発表。

中洲流では、山笠に貢献した故人を供養する追善供養も行われ、故人を偲ぶ場面もありました。

午後5時、西流、土居流、大黒流がスタート。


今年一番に櫛田入りする西流は、一番山笠の特権「祝いめでた」の練習も行い、本番に備えます。
さらに午後6時、東流がスタートして、博多のまちのあちこちで流れ舁きが行われました。

明日は、流の長老たちを招き、子どもたちを山笠の台に上げる朝山が早朝に、他の流に表敬訪問をする他流れ舁きが夕方に行われます。
15日の追い山笠本番に向けて、各流で練習が始まりました。
流れ舁きでは、自分たちの流の隅から隅まで山笠が入り、真っ先に地域の人たちと喜びを分かち合います。
午後4時、恵比須流、千代流、中洲流がスタート。

その頃、一番山笠西流の当番町・綱場町の詰所では、山笠につくポジションを発表。

中洲流では、山笠に貢献した故人を供養する追善供養も行われ、故人を偲ぶ場面もありました。

午後5時、西流、土居流、大黒流がスタート。


今年一番に櫛田入りする西流は、一番山笠の特権「祝いめでた」の練習も行い、本番に備えます。
さらに午後6時、東流がスタートして、博多のまちのあちこちで流れ舁きが行われました。

明日は、流の長老たちを招き、子どもたちを山笠の台に上げる朝山が早朝に、他の流に表敬訪問をする他流れ舁きが夕方に行われます。
2011年07月09日
箱崎浜で、祭りの安全を祈るお汐井とり
15日の追い山笠に向けて、男衆たちが動き出しました。
明日からの流れ舁きを前に、今日は夕方から全流が参加してのお汐井とりの日。

太鼓を叩いて、集合を知らせる一番山笠西流の子どもたち。
(大相撲のふれ太鼓みたい)

土居流の山小屋前でも、集合が始まっていました。
このように、各流が町内ごとに山小屋に集合して箱崎浜へと向かいます。

「オッショイ、オッショイ」
運よく博多リバレイン前で、お汐井とりのスタート地点・石堂橋へと向かう中洲流に出合いました。
この声が遠くから聞こえてくると、こちらまで心が浮き立ってきます。
(完全に山のぼせですね)


一年ぶりに見る男衆たちの水法被姿がりりしい。
大人も子どもも頑張れ~。
都市高速を走るバスの中から、箱崎浜で祭りの無事奉納を祈ってお汐井とりをする男衆たちの姿が見えました。
明日からの流れ舁きを前に、今日は夕方から全流が参加してのお汐井とりの日。

太鼓を叩いて、集合を知らせる一番山笠西流の子どもたち。
(大相撲のふれ太鼓みたい)

土居流の山小屋前でも、集合が始まっていました。
このように、各流が町内ごとに山小屋に集合して箱崎浜へと向かいます。

「オッショイ、オッショイ」
運よく博多リバレイン前で、お汐井とりのスタート地点・石堂橋へと向かう中洲流に出合いました。
この声が遠くから聞こえてくると、こちらまで心が浮き立ってきます。
(完全に山のぼせですね)


一年ぶりに見る男衆たちの水法被姿がりりしい。
大人も子どもも頑張れ~。
都市高速を走るバスの中から、箱崎浜で祭りの無事奉納を祈ってお汐井とりをする男衆たちの姿が見えました。
2011年07月09日
山笠定時ツアー、連日盛況です!
今日は15人の参加。
地元の人、県外からの旅行者、福岡で働く外国の若者など、2チームに分かれての案内となりました。

まずは櫛田神社の楼門前で、山笠について簡単な説明。
明日から山笠が動くとあって、境内はたくさんの人です。
桟敷席、露店…いよいよ祭りが始まるんだなあという実感がわいてきます。

祭り期間中のたった15日間しか見ることのできない飾り山笠も、、ここだけは観光客のために一年中展示されています。
境内をぐるっと回り、清道旗が建つ東長寺へ。

「ここに住職が座って山笠の表敬を受けるんですよ」

山笠発祥の地・承天寺では、すでに清道旗が建てられていました。
聖一国師が施餓鬼棚に乗って甘露水をまき、疫病を退散させたという故事に感謝して、ここでも山笠の表敬訪問が行われます。
細い御供所通りを通り、大博通りを渡って川端商店街へ。

飾り山笠に土居流の舁き山笠、走る飾り山笠と、一気にたくさんの山笠を見ることができる場所ですが、時間の関係上、走る飾り山笠のみ見物。
それでも、スケール、美しさ、精巧さなどを間近に感じることができました。
最後は皆揃っての記念撮影も。
「追い山笠は、夜中から繰りだして、いろいろな場面を見たいと思います」と、見物に意欲満々の人もいましたよ。
山笠の魅力にふれる定時ツアーは14日まで続きます。
たくさんの方の参加をお待ちしています。
地元の人、県外からの旅行者、福岡で働く外国の若者など、2チームに分かれての案内となりました。

まずは櫛田神社の楼門前で、山笠について簡単な説明。
明日から山笠が動くとあって、境内はたくさんの人です。
桟敷席、露店…いよいよ祭りが始まるんだなあという実感がわいてきます。

祭り期間中のたった15日間しか見ることのできない飾り山笠も、、ここだけは観光客のために一年中展示されています。
境内をぐるっと回り、清道旗が建つ東長寺へ。

「ここに住職が座って山笠の表敬を受けるんですよ」

山笠発祥の地・承天寺では、すでに清道旗が建てられていました。
聖一国師が施餓鬼棚に乗って甘露水をまき、疫病を退散させたという故事に感謝して、ここでも山笠の表敬訪問が行われます。
細い御供所通りを通り、大博通りを渡って川端商店街へ。

飾り山笠に土居流の舁き山笠、走る飾り山笠と、一気にたくさんの山笠を見ることができる場所ですが、時間の関係上、走る飾り山笠のみ見物。
それでも、スケール、美しさ、精巧さなどを間近に感じることができました。
最後は皆揃っての記念撮影も。
「追い山笠は、夜中から繰りだして、いろいろな場面を見たいと思います」と、見物に意欲満々の人もいましたよ。
山笠の魅力にふれる定時ツアーは14日まで続きます。
たくさんの方の参加をお待ちしています。
2011年07月06日
飾り山笠めぐりのススメ
博多人形師たちが精魂を込めてつくった飾り山笠が、市内各所で輝きを放っています。
同じ人物を表現していても、制作者によって個性が出るので、いろいろな飾り山を見て歩くのも楽しいですよ。
たとえば、織田信長。

千代流の飾り山は、羽柴秀吉、徳川家康、お市の方、江と共に信長が登場し、まるで大河ドラマの世界。
馬にまたがった姿は、なんだかドラマの信長を見ているよう。

一方、東流の信長も、馬に乗っています。
篤姫、水戸黄門、ドラえもん…、飾り山はまだまだあります。
ぜひぜひ、この時期しか見ることのできない飾り山笠の競演を楽しんでくださいね。
それから、報告です。
以前、飾り付けをしているところを紹介した千代流、こんなふうに仕上がりました。

同じ人物を表現していても、制作者によって個性が出るので、いろいろな飾り山を見て歩くのも楽しいですよ。
たとえば、織田信長。

千代流の飾り山は、羽柴秀吉、徳川家康、お市の方、江と共に信長が登場し、まるで大河ドラマの世界。
馬にまたがった姿は、なんだかドラマの信長を見ているよう。

一方、東流の信長も、馬に乗っています。
篤姫、水戸黄門、ドラえもん…、飾り山はまだまだあります。
ぜひぜひ、この時期しか見ることのできない飾り山笠の競演を楽しんでくださいね。
それから、報告です。
以前、飾り付けをしているところを紹介した千代流、こんなふうに仕上がりました。

2011年07月05日
今年の一番山笠は西流

その伝統を受け継ぎ、博多のまちでは、770年にわたって櫛田神社へ山笠を奉納する神事が脈々と行われてきました。

7つある流のうち、今年真っ先に櫛田入りを果たす一番山笠は「西流」。
福岡藩初代藩主・黒田長政が、関ヶ原の戦いで功績を挙げ、豊前中津城から博多入りする場面をイメージした舁き山笠です。
身を乗り出し、口をきりっと結び、大きな目で前方を見据える目ヂカラは、一番山笠の貫録十分。

長政博多入り
山笠の両脇には、当番町の子どもたちが墨で一生懸命に書いた表題の札が並べられています。
綱場町、店屋町一区、店屋町二区…西流を構成する町は全部で11。
この11カ町の男衆たちが力を合わせて山笠を舁きます。
明日は、いよいよご神入れが行われます。
山笠の神事、各流で少しずつ少しずつ進んでいます。
2011年07月04日
山笠めぐりをしませんか

観光案内ボランティアでは、通常行っている寺社めぐりの定時ツアーを山笠バージョンに変えて、みなさんを山笠見物へと案内しています。
コースは、山笠のスタート地点・櫛田神社~清道旗が建つ東長寺、承天寺~東町筋~飾り山や舁き山が密集する川端商店街。
山笠の歴史、エピソード、見所などを紹介していきますので、ぜひ参加してくださいね。
7月14日までの毎日午後2時~3時開催。
予約は不要、無料です。
午後2時までに「博多町家」ふるさと館前に集合ください。